『腕立て伏せ』と『ベンチプレス』の違い<その1>
◆『腕立て伏せ』と『ベンチプレス』の違い<その1>
こんにちは、「ブログ管理人」です。
前回の記事では、『腕立て伏せ』と『ベンチプレス』に
ついて軽く触れました。
こちらですね→『腕立て伏せ』VS『ベンチプレス』効果が高いのはどっち?
今回は、もう少し詳しく説明していきましょう(*^_^*)
まず、前回のおさらいです。
『腕立て伏せ』と『ベンチプレス』の違いについて
“極点なこと"を言ってしまえば
『腕立て伏せ』という筋トレは
実際に他の競技をメインに行っている人向けのもの。
『ベンチプレス』は、大胸筋という筋肉を
ピンポイントで鍛えたい人に最適なもの。
と書きました。これは本当に極端な"例え"のようなものです。
なぜ、そうなるのか?
これを説明するには、まず、この2つの動作を考えてみましょう!
ベンチプレスはベンチの上に寝ている状態
ここでベンチプレスの体勢を見てみましょう。
とわざわざ言わなくとも簡単に想像できますね。
『ベンチプレス』という筋トレをするときには
このようなトレーニングベンチの上に仰向けに寝ます。
(私の自宅の古部屋にあるベンチプレスです(*^_^*))
当たり前ですが、背中がベンチに接している状態になります。
こんな感じですね。
この状態でバーベルを上に挙げるわけです。
つまり、体の位置は基本的に移動しません。
体はそのままの状態で
バーベルという重りを、重力に逆らって上に挙げていくのです。
腕立て伏せは床の上に手をついている・・
一方、腕立て伏せの場合はどうでしょうか?
これとは全く「逆」ですよね。
手を床に付けた状態で、体は宙に浮いています。
ここが見かけ上では、『ベンチプレス』との
一番の大きな違いになります。
そして、"自分の体という重さ"を重力に逆らって
上に押し上げていくことになるのです。
「当たり前だ!」と怒らないでくださいね(笑)
これが結構重要なのですよ。
つまり、『ベンチプレス』においては
体の位置が動かないのに対し、
『腕立て伏せ』では体の位置が動きます。
体に補助が付いている状態
では、なぜ『ベンチプレス』では体が動かないのかと
いうとベンチに寝そべっているからです(笑)
これは背中がベンチに接しているからですね。
また元に戻ってしまいました(*^_^*)
つまり、言いたいことは、ベンチプレスの場合には
「補助」が付いている状態になるのです。
この補助というのは、「トレーニングベンチ」そのものです。
もしくは、もっと細かくいうなら、「トレーニングベンチ」の足です。
見て分かるように、通常、こういった「トレーニングベンチ」には
足が数本ついていますよね。
最低でも3本はあります。しかもその形状は
床にバーが横向きに設置されていていたりします。
普通の椅子だったり、テーブルだとこういう形状
あまりありません。
でも、ベンチプレスのトレーニングベンチにはついてます。
これは何のためだか分かりますか?
簡単ですね。
「安定性」を増すためです!
ま、中にこういった感じで、横向きバーがないタイプもありますが
その場合は足自体の本数が多くなっていたりします。
とりあえず、安定性を増すためなのです。
この「安全性」は当然のことですよね。
重たいバーベルを持ち上げるさいに不安定だと危険ですから。
で、何が言いたいのかといますと、
これで生み出された「トレーニングベンチ」の安定性というものは
そのまま、そっくりベンチプレスをする私達にとっての
安定性にもなるのです。
もっと詳しく言えば、私達の「体」の安定です。
言わば、私達の体から、さらに多くの「手足」が生えてきて
それで床を支えているような状態になっているのです。
一方、『腕立て伏せ』はどうですか?
全く違いますよね?
ここが両者の間に大きな違いを生んでいるのですね。
ちょっと長くなってきたのでまた次回に続けましょう!
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